青森りんごの紹介

青森りんごの流通

収穫されたりんごは、ほとんどがトラックで輸送され、全国に出荷されています。 出荷まで期間がある場合は、冷蔵庫に貯蔵し、随時出荷されます。ここでは、収穫されたりんごが、みなさんのご家庭に届くまでを紹介します。

貯蔵

収穫から出荷販売までの期間が長期にわたるものは、その間、鮮度を保持するために冷蔵倉庫等に貯蔵します。平成27年現在、県内には800棟(収容能力約37万トン)の貯蔵施設があります。

 
選果

出荷されるりんごは、選果によりそれぞれの規格に分けられます。形や大きさはもちろんですが、近年は、光センサー選果機の導入も進んでおり、着色の程度や糖度、蜜入りなどもわかるようになりました。

 
出荷(国内分)

青森りんごは全国に出荷されていますが、特に、首都圏や京阪神地域に多く出荷され、その9割以上がトラックで運ばれます。

資料:(一社)青森県りんご対策協議会
※輸出・小口を除く

 
貯蔵

本県は、地理的に他県に比べて気象条件が冷涼で生育や熟期が遅くなりますが、実のしまった貯蔵性が高いりんごができます。また、貯蔵施設が整備さ れ、早生種から晩生種まで多くの品種が栽培されていることなどから、一年中「鮮度の高い」りんごを提供できるようになっています。

資料:県りんご果樹課

 
貯蔵

りんごがみなさんの家庭に届くまでには、様々な人が関わっています。

●集荷
農協や出荷組合は、組合員(生産者)からりんごを集めます。また、移出商は主に産地市場と仲買・仲立人を介してりんごを買い集めます。

●選果荷造り
集められたりんごは、直ちに冷蔵庫に保管されます。その後、農協、移出商、出荷組合の選果場で選別、箱詰めされ、各地の卸売市場などへ出荷されます。

●輸送
青森りんごの9割以上はトラックで運ばれます。

●上場
卸売市場にりんごが届くと、卸売業者によってセリにかけられます。セリで価格が決まり、仲卸業者(仲買人)が買受けます。

●小売
卸売業者から、スーパーマーケットや小売店、生協を通じてみなさんの家庭に届きます。

最近は、宅配便等を利用して農家から家庭へ直接届けたり、生協やスーパーマーケットなどが産地から直接買取り販売したり、農家・農協が経営している産地直売所など、卸売市場を経由しない流通システムも増えてきています。

 
貯蔵

青森りんごは明治期から輸出を行ってきた長い歴史がありますが、特に近年、りんごの輸出量は、平成14年1月に台湾がWTOに加盟したことを契機に、急増 しています。輸出拡大を図っていくため、台湾では新聞広告の掲載など、マスメディアを利用した宣伝広告や販売フェアを開催しているほか、新たな市場開拓を めざし、中国上海市等で商談会を行い、販路の開拓に努めています。

りんごの主な輸出先

平成27年産の日本からのりんご輸出量は約3万6千トン(9割以上は青森県産と推計)でそのうち75%が台湾に輸出されています。

財務省貿易統計(H27.9~H28.8)

りんご輸出実績の推移

資料:財務省貿易統計(年産は当該月9〜翌年8月)

主な輸出国に対する推移

青森県のりんごの輸出は、明治27年に函館港から中国(当時は清国)へ輸出されたのが始まりです。その後、30年代はロシアのウラジオストックへの輸出が主となり、上海、香港、マニラなどの東南アジアへと拡大しました。第2次大戦後、生産量の回復とともに、香港、フィリピンなどへの輸出が増大していきましたが、昭和40年代後半には競争力を失い急激に減少、輸出は低迷期に入ります。平成14年産の台湾のWTO加盟を契機に、台湾を中心として輸出量を伸ばしてきましたが、平成22年産以降は記録的な円高等の影響により減少し、特に平成23年産は生産量の大幅な減少に伴う産地の価格高もあって1万トンを下回りました。その後は県と関係機関が連携して輸出量の回復に努めたことや、為替が円安に転じたことなどから回復し、平成27年産は、国産りんごの輸出で初めて3万トンを超えた26年産を上回り、過去最高となりました。

 
貯蔵

りんごの加工は、生果での流通販売には向かないりんごの付加価値を高めるとともに、生果りんごの価格維持という大事な役割を担っており、りんご産業にとって重要な位置を占めています。
青森県には、大手りんご加工会社12社をはじめ加工場が大小合わせて70ヶ所ほどあり、様々な加工品の開発や販売に取り組んでいます。

 
貯蔵

平成27年産りんごの原料処理実績は、102,098トンで出荷量の約23%に当たります。また、原料のうち約91%が果汁に加工されています。ジュース以外の主な加工品としては、缶詰(プレザーブ等)、ジャム、シードルなどの果実酒、スナック菓子などがあります。

 
貯蔵

青森県のりんご果汁は、美しい自然の中で太陽の恵みをいっぱいに受けて育ったみずみずしいりんごを原料にして作られた天然果汁です。
りんごの栄養価をそこなわずに天然のままのおいしさを保った果汁は乳児からお年寄りまで幅広く好まれており、まさに天然果汁の王様の風格を持っています。
従来は、貯蔵や輸送コスト低減のため一旦濃縮した後、製品化する濃縮還元果汁が多かったのですが、最近は、食味・風味などの面から「しぼりたて」をそのまま製品化する「ストレート果汁」の需要が増えています。

 
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